ガンダム #32 強行突破作戦

冒頭10分弱 ザクレロ、ドラマ的に意味なし。

セイラさんが兄のことを考えて悩んでいる回。 ジャブローで兄と再会してから、敵の戦艦やMAに兄が乗っているのでは無いかと想像して作戦行動が疎かになっている。 今回は、体調もすぐれないようで、ブライトさんに休めと命令されている。 Gファイターに乗り込む前にアムロに気遣われたりしている。 とかくセイラさんに焦点が当たっている、必然的にシャアも浮かんでくる。

見所、 ムサイの艦橋がビームサーベルでえぐられて、乗員が宇宙空間へ放られる。

シャアの作戦は ドレンの部隊で木馬を足止めして、後ろからザンジバルで攻撃する。

しかしシャアの目論見は失敗する。

ドレンの台詞 作戦開始時 「因縁浅からぬ木馬とガンダムか」 戦闘中 「シャア大佐が来る前に何としても、トドメを」

ドレンはこの作戦、自分の手で木馬を沈めようとしていた。 足止めではなく潰しにかかったが負けてしまい、木馬には突破されてしまった。

本当に足止めに徹していたら、シャア大佐が追いついて挟撃できたはずだ。 今はザンジバルに勝てないというブライト艦長らの台詞がそれを補完してる。

ドレンがやられた後で、 シャアはドレンの考えなど知る由もなく、「あのドレンが私の到着まで持ち堪えられんとは」などと言っている。

このとき、現場の状況を天上から見つめている視聴者と、現場に存在しているキャラクターという2者の存在を実感する。 視聴者とキャラクターの間に情報格差が生じていて、それが歴史物を見ているようなスタンスになるというのは言い得て妙ですね。

では、なぜドレンは自ら木馬を鎮めようとしたのか!それは神のみぞ知る。

その他

戦闘に出るのに 「気分がクサクサしてるから暴れてくる」 アムロが 「セイラさんおかしいですよ」 と言わしめてしまうのだった、なんかおかしかった。 セイラの胸の内にしか無いから、セイラさんがいつもと違う変な感じに周りから見えるんですよね。