FGO 絶対魔獣戦線バビロニア 素敵やん
昨今、ウィルスに踊らされて在宅勤務が流行したおかげでゆったり電車に乗れるようになったりならなかったり、弊社(w)も在宅に乗り出したり、人の書いたバグに踊らされたりと、踊らせたりと何かと毎日普通に生きているわけですが、
絶対魔獣戦線バビロニア、めちゃくちゃ面白いですね!金かかってるとやりたい事がやれますね。
そしてFateらしくなってるような気がしました。原典様の方ではどうなってるか分からないですが。
結局どういうアニメだったのかっていうと、人間大好き人類賛歌物語だったというわけですよ。
その世界の主軸となるギルガメッシュの人となりとか作者の考える王様像みたいなのがあってそういうとこもおもろいよね。
賢王 ギルガメッシュ
大災害がやってきて終わるらし、ほう、なるほどって言ってな、そりゃ分かってしまったもんは仕方ない
けど、そこどうにもできないのは分かってんけど、わい王様だから人類に責任を持たなあかんねん
王様って今だけやないねん、イマココのシュメールだけの問題やないねん、人類やねん
わいの寿命も尽きるけどそういう責任はあるねんな、
人類に対する責任ってなんやってんけど、まぁ血だけで繋がっていくわけやないんやと、
記憶でええんやと、抵抗してく生き様ってのを後世に残して我々が生き残ってくんやから、みんな頑張ろう。
みたいな、
人類の礎を築いてるやんワレ
ほんで最後に王様こういうねん、不老不死の秘宝を持ち帰ったんだけどうっかり蛇に盗まれた。
人間の寿命を超えてまで探し出してきたもんやのにな、そんで怒るより、もうおかしくなってな腹筋崩壊してしまったわ。
ほんま人間てなぁ難儀なもんやで、飯食って死んでくだけなんやけども、
みんなそんなこと考えておらへん明日のことばっかり考えておんねん、
まぁ難しいことあらへん、お前らはそこに立っているだけで正しっちゅうことや。
生きるっちゅうのはいいもんやで大事にせなな。
まぁアニメってなんかそういう理想家に偏ってく感じのは多いよね。 そういうもんだ。
そして、あと番組に「へんたつ」って変なアニメも見せられてめでたしめでたしっちゅうわけや。
対ゴジラ戦
そうそう、Fateらしさっていうと、茄子きのこさんの考える面白いゲームってあったわけじゃないですか、 Fateより前からそうだって感じなんだけど、パラメータの高低だけじゃなくて、概念で勝つみたいな、、。 ドラクエのゾーマと戦うときにただ戦っても勝てないんだけど、ゾーマ特効アイテムで弱体化させて勝てるようになる。 でもこれが玉とかそういうアイテムじゃなくて、概念を持ちよらせてバトルロワイヤルで戦わせたら、本当は弱い奴でも勝てるようになると面白い。
勝てない奴も倒せるようになる道を探る、全員が相手を倒す方法を考えるのと倒されないように考えてく、
この概念が割と強力に設定されてるもので、神性なものには神性をぶつけるしかないとかなったらそうするしかないん。
どんだけ強い神性があっても冥界の女神には勝てないという。それ歴史的経緯も理由になってるのな。
冥界は死者の世界で〜、
メソポタミアのシュメール文明は神代の世界なので「冥界」と地続きになってるっちゅう設定がある、
これどういうことかっちゅうと、日本の神話でも似たようなのがあって、アレアレなんだっけ、死んだ妻を連れ戻しに行った夫が、あの世で妻を見つけて帰ろうと説得したの、妻はOKってじゃ戻るまで振り返るらないでねってお願いされて、夫は了解したのに途中で振り返ってしまって、見たら妻はすんごい化け物になってて、夫は逃げだすし、約束破られたし妻は怒って追いかけていって、それで夫が冥界への穴を塞いでしまう。それ以降あの世を行ったり来たりできなくなりましたちゃんちゃん。
っていう日本の古いお話。これと似たような設定よ。
で最終ボスのティアマトは死という概念がない完全生物(つまり平成ゴジラだよ)。
不死性があるので奈落の底に落とすと不死性が相殺されるっていう作戦。
ぐぅ、しかし作戦のためには時間があと1日足りない、、、。よし、足止め作戦だーっていくほんとテンプレっぽいけど、その時間稼ぎをつかって、2クールの中で積み上げて溜め込んできたキャラの出番を最大出力で放出するのカタルシスぱねぇからやっちゃう、可能なTVシリーズってやっぱ分かりみが深い。(映画ではできない)
で、そのアクションシーンとドラマの融合っちゅうのは流石に難しいんだけど、絵力で引っ張っちゃうのでよしといえばよし。
このゴジラの足止めで思い出したマイベストアニメのワンシーン。敵の発掘兵器「ベリファ」超巨大ロボ。これを止めるために発掘爆弾をロボに括り付けて若い兵士を十数人特攻させる。だが下半身しか破壊できず、なお腕を使って進んでくる。行軍速度は落とせましたが、他に打つ手はありません到達は最早時間の問題ですー。っていうの。
燃えるシチュエーションの形ってのはある程度決まってるんすかね。って感じますね。
ロマンチックやね
他に、キャラクターの存在意義とか理由がやっぱりFateで良いよね。牛若も、三女神もジャガーマンも、
例えば、意味不明な魔術師マーリンがこの物語に介入する理由が語られるけど、そういうのもFateっぽい理屈感じるよね。
まず設定が、どこかにある理想郷で人類の終わりまで生き続けて、現在を見続けている。
そして、FGOの主人公に対して自分と似ているが異なる所が関わる理由なんだと。
マーリンは人が紡ぐ物語をただ見るのが好きだと言う。
しかし同様であるこっちの主人公はFGOの各特異点を渡ってきている、つまるところ各特異点として存在する各世界で物語に介入して形を変えている存在、と定義されるわけだ。
メタ視点も重ねている。
10年くらい前にメタ流行ってるよねーっていう話を誰かがしてたが、まぁそういうことだ。
てことで、絶対魔獣戦線バビロニアはいいぞー。