「スペシャリスト/自覚なき殺戮者」を視聴

メモ:スペシャリスト/自覚なき殺戮者

動機:
映画の方のハンナ・アーレントを見るにあたって、スペシャリストという映画と関連づいているという情報を得たため、そちらを先に見た方が良いと思った。なぜアーレントを見ようと思ったかは別の話とす。

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全編通して裁判を撮影した物でした。 裁判官、検事、弁護士、証人、被告 被告であるアイヒマンの証言をメインに据えています。

見てすぐは、延々と証言が続いて行くのかと思うと、ダルく感じた。つまらない国会中継のことが頭をよぎった。 その後、検事の質問に答える被告人、 裁判の状況、騒いで退廷させられる者 裁判官の質問、 裁判官の態度、中庸であろうという感じがする中に、感情的も感じる。裁判の方向性を間違えないように気を使っている所。 弁護人の質問は、時間が少なかったので割と覚えていない。 見終わって、割と想像通りだった。という気がした。 事務として優秀な公務員という感じ、ただのサラリーマンのようで悪の凡庸さとか評された感じとか

 難しい話、考えて書くと1日かかるので寝ます。とも行かんので、 アイヒマンの証言は 自分は命令に従ったまでという。 移送に関する事で専門的知識と経験を持っているからその役職を与えられたという。 その先で何が起こるかは分からない管轄外だと。  ある時点で、知る事にはなったのだろう。<<アイヒマンがいつ虐殺を知ったのか分からない。 そこで行われた虐殺は人類史上でも特に悪い事だと思っていたというだが自分には変えられないという。 一兵士に命令に抗う権利はなく、 自分が手を下す所でなくてよかったという。

これはちゃんと国家の犯罪として扱われて。 国家は規模の大きい組織で、それが行なった犯罪となると、あらゆる部局が関連している。 そこで職務に忠実である人が淡々と仕事をこなしていく、 個人はその中の一部分を担当する事になる。 この映画は判決まで描いてはいないが、アイヒマンは死刑判決を受けている。

この映像を見て、彼が、巨悪であるようには思えないだろう。 アーレントさんが、感じた事もそうなんだろうという想像はできる。 このサブタイトルにあるような「自覚なき殺戮者」などとは全く思えなかった。 実際にはユダヤ人は強制的に移送させられ悲劇に見舞われている。 彼は移送にあたっての事務管理手続きのような事をしたのだろう。 その直接的な現場に立ち会う事はなかった。 アイヒマンは異動を願い出たという感じのことは証言している。

それまでユダヤ人の手で責任者を追求できなかったということもあると何かで見た。

アイヒマンが何を知っていて何を考えていて何をやったのか正確には分からないので。 裁判の判決には何もいう事はないのだけど、 一つのプロジェクトがあって、それにたくさんの部局が関連していて、誰が責任を負っているのか、明確にできるのか、 組織の中では命令があれば命令通りに行動することが望まれる。できなければ代わりの人間が充てがわれるだけだ。事務的な役職にあたって、組織を円滑に動かす事を考えて・・・、 つまり、その結果を考えずに、組織を円滑に動かす事に注力し、優秀な能力を発揮したら、 ただ職務に忠実であっただけの個人の罪とはなんだろうか。 例えば、アイヒマンのことは別にして、 組織にいた全員が死刑にはなっていない、重要な責任ある者が主に厳罰を受ける事になるとして、 事務職の立場ってどうなの? その人がどこまでの権限を持っていたかは重要な気がする。 何が起こるかを理解した上で大量の人を死地に送り込む努力をしていたとしたらアウトかもしれない。 難しいよ。<考え続けろということで。

ハンナさんは思考しない事が悪だと言ってたらしい。 組織の中の個人が思考していたとしたら、防げた?

次は予定通りハンナ・アーレントを見るつもり

選挙権は16歳からでもいいのでは?(編集中)

(編集中、文章としてまとめられない、思い出したら直していく。考えは悪くないと思うので公開設定。)

今、「マイケル・ムーア世界侵略のススメ」っていう映画を見てた。

ドキュメンタリーっぽい作品だ。 ドキュメンタリーって好きなんだ。自分の知らない所にいる知らない人の価値観を垣間見れるから。それが共感できるものであればいいけど、共感できないものも、考える機会を与えてくれるような気はする。 これは、いろんな国の多様な価値観を知る事ができて面白い作品なんだ。
マイケル・ムーアは万人受けしてるわけでもなくて、偏りはある。 作品は面白いと思うけど、その作品との距離感には悩む。
それは、村上春樹との距離感に悩むバーナード嬢と似てる。 彼女は他人からどう見られるかということに気を配って悩んでいたが、つまりそういう事だ。
概ね好きだけど、相手に引かれたら嫌だなって。
ムーアの目的は世界を侵略してその土地の良いもの奪い自国のUSAに持ち帰る事。 侵略したらアメリカ国旗を立てる。いかにもパロディっぽい。

 そもそもそんな事はどうでもよろしい。

この中でさらっと紹介されて次に流れてたんだけど ブラジルでは「16歳から選挙権」が与えられるらしい。
選挙権 - Wikipedia
僕は、年齢の引き下げについて否定的だったんだけど。映画を見ている時に ふっ と逆の考えに至りました。
16歳からできるようにしても、良いんじゃないかなって。
なぜか、 まずは民主主義が、現在においてベストではないかもしれないけど、他よりマシな制度なんだと言われていて、なるほどと思う。
それを実現するにあたって現実的な方法として選挙とかをしている。
人は教育によって社会も個人の人生も充実させられる。 学ぶ機会があればこそ可能。

さて、16歳からの選挙ができない、または、反対する理由って何だろうね?

選挙について考える事、社会は人の団結によって維持されるし。 そう言うことは大事なことだから早めに教育に取り組んでいかなきゃいけないんじゃないの? と言うことです。

そして選挙である 民主主義、選挙、国民に教養と団結がなければきっとうまくいかない。 未来、理想の社会を作っていく、子供は成長する、物事を知らないまま大人になるのは勿体無い。 子供の時から社会の作り方というか、生き方というか、 よりよく生きていくために、より良い社会を作って維持する方法を考えなくちゃいけない。

それを身につけなければ実現できない、身につけるにはその機会が必要。 だからこそ、16歳からの選挙権であろうと。 教育はフィンランドのパートを見よう。

この映画理想を語っていて、実際理想通りじゃないけど、アメリカの現実と対比してみると、各国の人が理想を語ってるところ大事だなって思う。万人が共感できる理想があるなら、団結できる気がする。
団結って言うけど実際はゆるゆるな感じですよ。同僚とたまにランチに行く程度の感覚。

映画「アヴェンジャーズ」でもトゥギャザー(団結しよう)って言ってて、自由と民主主義の心なんだなって思ったけど。

賞味期限切れの牛乳が青みがかってた話

牛乳を飲んだ所、味がかわってて、案の定なんですが賞味期限が切れていた。 もったいない。

そして、それだけならまぁ珍しくない話。 流石に、いや、きっと飲めるだろうけど、流石に甘味が出てくるっておかしくない?

なので流しに捨てました。 流れ出てきた牛乳を見るとやや青みがかってて初めて見た牛乳の色にギョッとしつつも面白くなりました。 スターウォーズの青ミルク…、いやそういう問題じゃないんだけど、はい。

光の加減で青っぽく見えただけなら、いいけど、カビだったら怖い…。

細菌やウィルスのことを思う事がある。 漫画のもやしもんを読んでから、あとは農業における土中の菌の状態とかの話を小耳に挟んだりした事とか、洗い流す事で感染率、死亡率が減った話とか聞いたから。 常在菌のこと、机の上にも菌がいて、キーボードにも菌がいて、 日常的に菌との付き合い方を学んで利用していく時代に突入するのではないだろうか。 菌のことを意識しないレイヤーで物事を見るのと、 菌のことを意識したレイヤーで物事を見るのとでは、異なる価値観が生まれてくるに違いない。

全く想像できないけど。 菌を使った個人認証とか、文字の代わりになるようなコミュニケーションとか、 牛乳の超長期保存とか

海外ドラマ:パーソン・オブ・インタレストを三幕構成に仕分けてみた。

「パーソン・オブ・インタレスト」 サスペンス、監視社会、「マシン」というテクノロジーガンアクション 見所は多いんですけど、ちょっと三幕構成思い出したのでその復習をして見る。

そもそも三幕構成は映画シナリオの研究からきているものであって、時間も重要で 120分の映画の尺であれば三幕八場構成として見たりできていいんですけど。 しかし45分程のドラマにはマッチしない所もあるらしい、まずは三幕に分けて見る。

今回のストーリーの軸になっている事件は、 麻薬と殺人事件その真犯人、に狙われる女性検事。 目的は女性検事を守ること。

<以下ネタバレです>

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ドラマ「猫侍」

最近見たのでメモ

第1話

第1話

「猫侍」というドラマを少し拝見しました。
猫を堪能できる、ちょっとヘンテコな時代劇。
侍の斑目久太郎は、口数が少なく顔が怖いことで周囲に威圧感を与えてしまうことがある、
しかし、ドラマではその内心がモノローグとして語られててその時のギャップが面白い。

猫の玉之丞は、特に何をするわけでもなく、猫としてただそこに在るのみ。
斑目はある事件に関わって、猫と暮らすことになってしまったが、
そのことで右往左往していく。
大家に猫を飼ってるのがばれたら追い出されるから隠さないといけないとか
事件の事がばれてはいけないとか
斑目の葛藤がドラマになってて、斑目さんのキャラクターが面白いからいいと思う。

その隣には猫がいるんだけど、玉之丞は人の事などお構いなしに気ままに生きている。
そういう猫っぽい描写と距離感に期待。

大家さん:家賃を取り立てに来る。子年生まれの猫アレルギー
お隣さん:「どなつぼう」というおやつを販売している娘さん
呉服問屋の番頭さん:斑目に依頼をしてきた。

キーインシデント:呉服問屋の化け猫退治

PS.全く何の関係もないんですが、猫侍というタイトルを聞いて思い出したのはこれ。 興味深いです、もし物語三昧の日常に浸れるならこのソフトも加えたい。

猫侍

猫侍

Android関連で多分よくある感じのエラー

よくよく忘れて、同じ事を何回もググるので、

Exception in thread "main" java.lang.RuntimeException: javax.net.ssl.SSLHandshakeException: Remote host closed connection during handshake

いかにもSSL関連のエラーメッセージが出てきたので いつも通り右往左往していたんですが、 翌日再度実行したら通りました。 ソースも設定も変更してないので、 ただ単にネットワークかマシンのトラブルだったのでしょうか・・・。

A problem occurred evaluating project ':libcocos2dx'.

java.lang.UnsupportedClassVersionError: com/android/build/gradle/LibraryPlugin : Unsupported major.minor version 52.0

JDKを1.8にしたら解決した。

絶対悪って?

はてなブログって面白いです。
油断してみると暇つぶしになってしまいます。

 敵は海賊の冒頭を読んで見た所 、
「善悪は相対的な物であり、一種の価値基準だ。」

"みんなが無意識に感じている唯一のタブーを犯している。そのタブーが絶対悪ならば"
と置いて、一人の海賊を真の悪人と表現していた。

 そこで、絶対悪って何だろうって思ったんですよ。
善悪が相対的な物である事に異論は無いから。
なのに、善悪と言う概念が相対的な物である事を否定する、"絶対悪"と言う概念。 通常の善悪を越えた悪

多分、その概念を使う事で、その他の現象を的確・簡潔に表現するために使われる概念なのだろうかと。 そう言えってしまえば、虚数と言う概念と同質のものなのかもしれない。(虚数は、ある数学的概念を説明するために生まれた概念であった。) (と、そう、今個人的に解釈した。)

 そうであれば絶対悪とは現実には存在しない物であるという事になる。 だが、もしそれが、絶対悪が現実に存在したとしたら、それはどのような物になるだろうか・・・。 現実的な絶対悪など全く想像できない。

うーん
例えば、全ての人間が悪と判断する行いが絶対悪なのか?
仮にそのような物が具体的に存在し得るのか?
うーん
世界に人間が十人しかいなかったとして、
十人とも世界を破壊するのは悪だと考えれば、世界を破壊する事は絶対悪になるのか?
人の考え方は移ろう、これを「瞬間的な絶対悪」としよう。
真の絶対悪は永遠に悪とされる事。
うーん
うーん、わからん。そんな事ではないと思う。

これまで人や動物が行ってきた行為の全て、
その中に、どれほど残酷で陰惨なことであったとしても、
それに絶対悪と言う概念が当てはまる物があるとは思えないんだよね。

只人間の中にのみ善と悪が存在している。

行いは行いでしかない、それが善か悪かは人が判断すると思う。

ある行いが善とされ、ある行いは悪とされる。
それを行う人間にとってはそれが善である。

行いに善悪があるのではない、関係の中で発生するのが善悪なのだと。
故に絶対悪は存在しない。

ある行いを良しとすれば、それに反する行いは悪しとなるだろう。
善と悪はほぼ同時に存在したのでしょうか。

絶対悪とは何か・・・。