正解するカド面白いです!
正解するカド#1#2#3#4#5
正解するカド Blu-ray Disc BOX 1(完全生産限定版)
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- メディア: Blu-ray
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誤解するカド ファーストコンタクトSF傑作選 (ハヤカワ文庫 JA ノ 4-101)
- 作者: 野?まど,大森望
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2017/04/06
- メディア: 文庫
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まぁなんか変な話だけど、
未知の存在との最初の接触、
そのために発生する政府の対応など、
そういうシンボリックな事柄が被ってくるので、
似てはいないんだけど、シン・ゴジラを思い出してしまうよね。
国連の動きも話に上がってくるので、国内の政治劇から、世界を含めた政治劇になるならそれはそれで面白そうだよね。 世界の政治はガンダム00でもやってたけど、それに比べるとこちらは現実に近い設定でやっているため、親近感がわくかもしれません。
物語は宇宙の外側からやってきたカドさんが、 人類に贈り物をしてくれました。
ワムというビー玉のような形の物で、それが二つで一対をなしている物です。
それは、無尽蔵に電力を取り出せる物です。
なぜ日本に来たのか問われた、カドさんが質問で返します。
日本はユノクルが高い地域なのでという理由でした。
ユノクルとは異方の方の表現で正確に翻訳できる言葉はないという事でした。
それを説明するために、以下の例え話が持ち出されました。
カド、問い:パンがありました。自分たちは食べたけどまだ余ってます、そこへ飢えてる人がやってきました。どうしますか?
総理、答え:パンを分けます。
<脱線>
これで思い出しんタンですが、キリスト教の話でしょうか。
たくさんの人々にパンを分け与えたという奇跡を起こしたイエス キリストの話。
マンガのドリフターズでもやってましたね、食料を無限に供給できるとか反則だろーがーって作中の信長さんが言ってましたね。
ワム、無限の電力供給減、日本に渡された。
<脱線>
ところで電気ってすごいんですよ!
電気工事の勉強中に先生が言ってたんですけどね、他のエネルギーと違って、何にでも変換可能であるということ、熱でも光でも冷蔵にも使えるいろんなお仕事に変換できる。
しかも電線を通せば電気を運べるんです。とっても使い勝手のいい便利なエネルギーなんです電気って。
夢のような世界を思い描けるのに、それが人同士、または国家同士の対立で実現できないジレンマが描かれる。
このワムを国連で管理すべき、という意見はご最も。
ふと、これが地球上での出来事なのかと想像したら、中々これは小さい問題だなと思った。
地球の表面に張り付いている人類が、無限のエネルギー源を手に入れて、争わなくてもよさそうなのに、争ってしまう。
宇宙規模で考えたら地球の表面がどうなろうと、実に些末な問題なんじゃないか?
まぁ当事者にとっては重要ですよってことですよね。
さて ワムからエネルギーを取り出して、供給するには距離が問題になりそうだとか思ったんだけど、
もっと沢山もらえそうなので、地球上に等間隔に配置すればいいんじゃなかろうか。どうせ無限に取れるんだし。
で、そうすると、さらに水道の蛇口のようなもので、人はそれを開けっ放しにするようになるだろう。
節約しなくなるだろう。
電気が永遠に一秒たりとも寸断されず供給されるという前提の社会が形成されていくだろう。
空気を吸うように。そういう物になっていく。なってしまう。
同じ大気や地球の中にいるように、同じ太陽を享受しているように、ワムも位置付けられるようになるのではないかとか。
そういうものに変革する一瞬の物語に過ぎないのかもしれない。
でも、実現させたい夢のような世界です。
ジレンマがなかったら面白がってくれないよね。<脱線>
そしてワムの所有権問題を乗り越えたとしても、 人は目の前にあるものをあればあるだけ、使うようになるだろうという事の方が、説教的になってくるんじゃないかなと思いました。
劇中での物理学者の説明によると、なるほど、CO2は出ないけど~という話をしていて、 使いすぎるとエネルギーは最終的に熱になっていくので、使えば使うほど暑くなっていくだろうと・・・。 宇宙の法則が乱れる、エントロピーが―・・・。<脱線>
ワムという象徴を描くことで、テーマを浮き上がらせているのだろうという解釈とは別に エネルギーを得る裏で、因果応報があるのではないかという事も一応考える。 宇宙の外から得られるエネルギーを使う事でこの宇宙になにがしかの影響を及ぼし、結果としてこの宇宙に不利益を及ぼす。という。 そのとき人は、反省したりしなかったりやはり近視眼的に行動して破滅していくという部分を反省的に描かれるというパターンとか。 まぁないですが。
日本が選ばれた理由を述べているけど、
異方の人は曰く、ユノクルが高い地域を選んだ。正確に訳せる言葉はないという事で、意味が近い言葉を選ぶと思いやりとかそういう感じとの事で。
それが、日本を選んだとするカドさん。
でも、物語の舞台を日本に設定するための理由付けとして見えてしまいます。
他の国ではそういう物が低いのかっていうとね、なんともいえない。 歴史や地理的要因も絡むと思うし。
これまで作られた作品、日本で見られることを前提とした作品は日本が舞台になってますし、それが欧米なら欧米中国なら中国です。
それでも、そのユノクルという物が提示されて物語はそれを前提に進行する。
でも、そのユノクルの話はあるけど、それであれば、キリスト教にもパンを分け与えた奇跡のお話があるので、
他の国の事は分からないというのが正しくて、とりわけ日本が高いとは思わないんです。
ただ、作劇の上では理解できるという事。
なので逆に他の国が選ばれた時の理屈を考えてみるのは面白いかもしれない。
5話 インターネットが世界に普及している現代的な設定だった。 3Dプリンターの設計図拡散 国家機密情報のリーク 中東のデモクラシー ソイレントなる食品のレシピ公開 などなど、世の中は体験している。
その先なんて全く想像できないから、毎週楽しみです。
ちょっと気になる事
でも核って国連で管理してないよね、なんでワムは国連で管理しようと思ったっていう? 直接そういう表現してくれたらいいのではって思った。 作中で政府の人が発言してたんですが、核も扱いきれん人類なのに~的な事を。 それは、負け惜しみに受け取られかねないのじゃないか、コントロールしなければならない物だから我々がコントロールしている。と思っている人もいるかもしれない。そういう人らにとっては。
国連安保理決議の内容が急すぎる、少なくともアメリカとは浅くない関係があるわけですし、日米間での協議が内内であってもおかしくない、とかんがえれば、国連で取り決められる内容には譲歩がありうるんじゃない?
人の属するコミュニティが分離しているから、対立してしまう所が描かれてるのかな?と
交渉役に抜擢された女性が「ワムがなければいいのに」と言っている。そうですね、何かを取り合って争い事が起こってしまうのであれば、無い方がいい。兄妹喧嘩を思い出させる発言だ。
兵器転用をどう考えるか、、、国力に余裕がでたとしたら、余剰分が軍事の拡充に充てられる可能性がある。そういうのもユノクルなのか、、、いやでも日本でも極端な思想はあるわけだし・・・ そういえば、攻撃能力が他国に脅威を与えるからそれは制限しましょうってまっとうな議論だと考えられる、それはいろんな方面で粘り強く手探りする、。
あの国連脱退劇は、その帰国の船上で後悔しきりだったという回顧録があって・・・、人の感情的大失敗ってあるよねみたいな。<それっ関係なくない?>
MGSでおそわったんですけど、あのSTARSって今どうなってる?<??>
あのサイズの物体で無限かつ瞬間に引き出せる量に上限もないという事は、すごいものが作れちゃいますね、すごい兵器も作れちゃいますね。独占したら覇権が握れそうですね。パクスヤポニカとか・・・
こういう大事がおきている時現場の人がどう考えているのかってのもきになるよね。それはパトレイバーでやっていると言えばやっているか、、、。
スポンサーとして表示される木下グループが気になる。->不動産関係だったっぽい。昔は角川歴彦の名前をやたらと見かけたみたいなのと似たような流れだろうか?