メッセージと、ブレードランナー2049の個人的覚書

映画感想

個人的な覚書き。

昨今何かと話題のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の作品2作

「メッセージ」

見どころその1:

冒頭出てくる遊んでる母娘の姿、娘さんの衣装がかわいい、馬を模して4本の足が服からぶら下がっていてまるで馬のコスプレのようだったぞ。

気になるところその1:

フェルマーの原理での説明がなかった。実はずっと何か物足りないなという気がしていた、正体がわからぬまま時を過ごしたけど最近思い出したのがこれでした。 原作では、このお話の鍵になる仕組みの説明についてフェルマーの原理を元に説明されていて、これを映画ではどんな風に説明するんだろうとちょっとワクワクしてたんだけど、フェルマーの原理は出てこなかったんだよ。

メッセージはとっても面白いので見てね。

ブレードランナー2049」

気になるところその1:

K は自分の記憶が作られた偽物だと思っていたけど、ある時にその記憶は実際にあった事の記憶だったと確信することになります。 その後レプリカントの反乱組織と接触して、自分のその記憶は移植された物だと明確になるんだけど、そこで K が心底落胆してしまう。 でもそこはとても変で、なぜ落胆するのか全然腑に落ちなかったんですよ。

そもそも K は自分が特別な存在でありたいというシーンはなかったし、 本当の父親に会って何かが変わって何かが満たされるというような事を期待していたシーンや素振りもなかったし、 レプリカントから生まれた存在だからどうなりたいとか、そういう事は全く描かれてなかったと思うので、不自然で仕方なかった。

私が映画を見ている時は、 K はあくまで捜査中だったんですよ。 操作の過程で、 男女それぞれのデータが存在している事を見つけているし、 記憶についてもレプリカントの記憶は移植もされるという事を理解している。 自分が持っている記憶の真相とは何かも含めて、まだ何も確証のある所ではない だから、それを捜査しているんだなと思ってみていた部分もあるわけです。 なので不自然さを感じている。

K は今のジョイとの生活もそこそこエンジョイしている様子だったし、、、。

ブレードランナー2049は、アメリカでも伸び悩んだ事とか、 日本でも評判は芳しくない物もあるけど、 ブレードランナーのファンだったら見てみてね。 うーん、でも、そういう人はもう見てると思いますから余計なお世話ですよね。 失礼しました。