前々から気になっていた事、政治、質問、本質、二番じゃダメなんですか?

気になってる事、いくつかあるうちの一つ。
2000年代からのTVのニュースやワイドショーがいっつも変だったとは思うけどまぁそれは一旦置いといて。
(ちなみに、それ以前はよく知らない、1990年代後半から見てるから)

2010年ぐらいの話。
国会で、予算のことで、たくさんの分野の精査をしてる会議だったかな、それがあって、
蓮舫さんが、二番じゃ何故ダメなんですか、っていう質問をしていて、それを僕は いい質問してるなぁと思ったんだけど。
それについて世間の反応は批判だけだったような気がした。
周りも肯定的に話す人を見たことがない、そもそもTV政治には興味なさそうだったわけだが…。
(だいたい生活の事と娯楽の事以外は興味ないっていう感じで。または一方的な先入観で見てるか)

先に言っとくと、
その質問に国民が納得できる回答を出せない相手であるのならば、そこに出した予算はドブに捨てる事と同じではないのか?
と思った。
立場や役割としても、税金を預かって、使い方を精査しようとしている側で、大勢の組織に対してそれを行なっている。
だから質問してるんであって、その質問の質というか目線の高さのような物が、悪くないと思った。
何でそうなんだろうという素直な好奇心や、意味の再確認、科学と技術がごっちゃになった日本にとっては悪くない質問。

まず、よくやったと思う。別の切り口を当てて、物事を動かそうとした。
マクロスガンダムに対抗して作って失敗してその教訓を経て大成した河森正治監督の事とか想像してもいいじゃないですか。

で、言いたい事、
僕は、惜しい事だと思った。
一時期、科学技術立国を謳いながら、科学と技術は別物って意識が薄いこの国で、
その質問は、科学と技術について考えられるようになる一つの芽になったんじゃないか、
声の大きい人たちは(反民主は特に、ネトウヨも定着している時代だ)、そもそもそんな質問をする事はくだらない、する奴は分かってない、大体そんな論調だった記憶。
声の大きい人たちは、それなら予算を取りたいライバルとの競争の中で、予算が取れる説明をしてよって思った。
その人がどういう意図で発言しているのかを受け止める事。
発せられた状況、やりとりは想像しないと分からないわけで。脊髄反射はやめよう。

自分は何でそう思ったのかね、
それまでに、
基礎研究に比重が置かれなくなってきている事から将来を憂いている小さな記事を読んだ記憶とか
五代さんとロケット開発にまつわる記事を読んだ記憶とか
教えてください富野です読んでた事とか

石原慎太郎が街中の演説で、中国の有人宇宙飛行に関して、あんなもの日本は一年で出来ると喋ってたのをTVでみたんだけど、
当然、その人は小説家かなんかの人で、別に技術屋じゃないし、そういう物に対する造詣が深そうな人じゃないのは思ってたから
頭の中の話をしてるなぁって冷めて見てるんだけど、その当時当選してるわけで、日本の世間はそういうマインドなんだなと思った
そう考えるのは、
日露戦争に勝ったあと大将が、下に向かって、勝って兜の緒を締めよ、 ロシアには運よく勝てただけだから、驕るな と言った
しかしその後、国連脱退、大戦で敗北したという流れの記事を思い出す。
つまり、上のその発言に驕りを感じてしまうのと、技術屋さんの書いていた記事とのギャップ。
でもその態度や性格が大衆には受ける。
でも有効投票数の過半数は取れてないんだよね。

冷めて投票に行かない人が大半だという事は、大半は中道的な感性なので思うほど心配する必要がないのかも。 とか思ってたら、隣の人は、投票しない理由は興味がないからだったので何とも言えない。

民主党政権そんなに悪く無かったけどなぁ。
というか、一党でやってた時代ではなくなる、
特定の政党しかできないとかいう状況や意識は脆弱な組織になりそう。
それを避けるには政権をやってもらうしかない。
だから二大政党制という結論に行くのは分かった。

実際民主党は色々動いてたようなニュースが多かった気もする。
色々動いて、問題が出てくるのは当然だろうという見方。自民党も〇〇チルドレンだったわけだから。
1回目と考えれば、マシでしょう。
敵に塩を送る人もいなかったでしょうし。

それらの事を今でもたまに思う。
何か教訓が得られれば一番いいのだが。

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