終末のイゼッタ 第8話 ネタバレあらすじ講評覚書

終末のイゼッタ
 8話ネタバレあらすじ講評覚書

エイルシュタットの旧王城
魔女の秘密が眠る城にて、

敵の工作員が潜入、
 工作員はそこにあった魔女の秘密を知るとともに、
 キーアイテムの発見と取得をしました。
エイルシュタット人の領地であってその管理下にある旧王城ですが、
当の彼らにはそのキーアイテムは発見できていなかったのです。
それが、まさか、潜入してきた敵国のスパイに取得されてしまうとは、

しかも更に、エイルシュタットの人達はキーアイテムがあった事さえ知らないまま。。。

 なんという事でしょう、、、。
こういう構造に因果なものを感じるのですが。
きっと感じるだけ無駄なんですよね。
まぁ作品というのは見た人の物だって言う事しかないですよね。
 だが、しかし、
あることさえ気づいていないんだから、灯台下暗しとさえも言えない状況、
 なんなんだろう、何故そんな事に引っかかるのか、
自分のことを自分はよく知らないけど、
他人からは自分の見えない所が見えるというメタファーなのか?
それは 絶対に違うと思うが、気になったので、ここにメモしておきます。

 お話し的には
魔女の秘密が敵国に知られたという事。
敵対している国同士の男と女が出会っての悲恋、
劇中で語られる魔女の伝説を被せて悲劇を演出して見せた。

でもロマンチックだけど、薄い、、、。
 主軸と合わせて20分で語るには限界だよね。
 そう考えると、手際よく出来てるって事は作り手の熟練度が高いって事なのか

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2つのマシン間でファイル共有。by windows10とwindows7でちょっと詰まったこと。

新しいマシンを取得しました。

折角なのでLANに繋げてファイルの移動などもすることにしました。

既存のマシンはwindows7と、新しいマシンはwindows10

グーグル先生に聞きながら、Windowsのネットワークの設定を淡々と編集するだけだろうから、サクッとやってしまおうと...。

サクッと進めてサクッと終わらせて遊ぼうと、ワクワクしながら思ってしまうわけです。

はい、今日のポイントは2つのOSの違いでした。

まず共通で
・ネットワーク上の他のマシンからの探索を有効にする。
という設定が必要です。

そのために 「ネットワークと共有センター」の画面を開きます。

 windows7では
それぞれのネットワークを表示している箇所をクリックすると、
・ホーム ネットワーク
・パブリック ネットワーク
などと出てくるので、これを選択して変更できるわけです。
なので、ホームネット ワークに切り替えて、ホームグループに繋げられるようになります。

 windows10でも大して変わらない項目が並んでいるわけですから、 ほぼほぼ同様の設定ができるだろうと見込めるわけですね、、、
「ネットワークと共有センター」を開くと表示されている、
「アクティブなネットワークの表示」から、現在利用しているネットワークを見ると、
 「パブリックネットワーク」になっていました。

下図に表示されているように「ホームグループを作成するか、ホームグループに参加する」必要があって。
そのためには「コンピューターのネットワークの場所がプライベートに設定されている必要があります」とのこと
ネットワークに繋げるという事は、
一つのマシンがホームグループを作成して、他のマシンがそのホームグループに参加する事で実現するようです。
f:id:joint1:20161122014626p:plain

とりあえずクリックすると画面横側からダイアログが出てきます。
ここで「はい」を選択すれば問題は解決です。
f:id:joint1:20161122015034p:plain

 ここが問題でした。
私はここに書かれている内容で引っかかったわけです。
「この機能は、~中略~ パブリック ネットワークではオフにすることをお勧めします」
「お勧め」という風に書いてあるので、
これについては、自分で別途オフに切り替えなければならないのかと理解したわけです。

 ・ネットワークから検出可能にする事、  ・ネットワークの種類を変更する事

なので、windows7の場合と同じように、 現在のネットワークを、ホーム ネットワークに切り替えてから改めてこの設定を変更することにしました。 そう思いました。 私はそう思われる人がいても不思議ではないと思うんですが、皆さんはどうでしょうか。

結論から申しますと
windows10の方では、windows7のようにホームネットワーク、パブリックネットワーク
などを変更するオプション項目はないんですね! ! ただ、単に「このPCを検出可能にするかしないか」のオン/オフを切り替えるだけで、 自動的にプライベート ネットワークと、パブリック ネットワークを切り替えてくれるようになっていました。

具体的に「プライベートネットワーク」に変更する手順については、
 [設定]->[ネットワークとインターネット]->[イーサネット]->[使用しているネットワーク]
このように辿っていくと下図の画面が出てきます。
ここにあるスイッチを切り替えるだけです! f:id:joint1:20161122020248p:plain

メモ 2016年11月21日

先日新しいマシンを購入。

通販のBLT:Sevenというお店 マザボなどのメーカが選べる点などが良かった。 でもグラボのメーカーは選べなかったけど、まぁそこまで拘りがあれば自分でパーツ買うよね。 お値段も他と比べてもそこそこ。

それで、届いたマシンにとりあえず必要なアップデートと、インストールして半日くらい。 結構ダウンロードとインストール時間かかるのは悩みだな...。

で新しいマシンにAdobeCS5をインストールしてアップデートをかけたら ダウンロード失敗しましたなどというエラーが出たのでググりました。 以下のブログを見て解決をみた。 個別にアップデートファイルダウンロードして適用というのは面倒なんだけど。 Adobe CS5 のアップデートエラー - 小豆チップス

暇でよかった。。。かな。

だめだなぁ。。。

ゲームも入れてみたよ

FEZ :ずっとやってたんだよね~

タイタンフォール トライアル版 :友達が楽しそうに話すから。とりあえずお試しで。

タイタンフォール2 デラックス :タイタンフォールのトライアル版、面白かったし、評判も良かったから。セール中に思い切って買い!

フィギュアヘッズ :なんか、タイタンフォールやった後だといまいちな感じしちゃったかも、 好みの問題なー。嫌いじゃないよ。

なんか戦ってばっかり、もっとジャンルをやりたいですね。 もっともゲームやる時間よりアニメなど見る時間を取るつもりなのだけど。。。

ゼノギアスの動画を見ていました。

主に終盤で ビリーの親父さんが人間弾頭になるところで、信仰の話とビリーを肯定してあげたり。 フェイの人格が統合する所。 波動存在との接触で事のあらましが解る所。 など  見直して当時わからなかった事も解って有意義だった。 ゼノギアスは人とは何かといった大仰なテーマが語られていて 人間の物語をやってて凄いなって改めて思った。

この惑星で人の歴史が始まった時まで遡って語られてるんだよスケールもテーマも壮大だよ。よくまとめたものだよ。

フェイ、エリィ、シタン先生、懐かしいかった(´∀`)

そうなんだよなぁ、だからゼノサーガゼノブレイドもやりたいけど、  社会人の時間ってつらたん...... ゲームに没頭していい時間なんて、なくはないけどさー、 。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。

アフタヌーン2016/10

メモっておこうかなと思ってあげておく。

げんしけん二代目」 終わったのか、 いろいろあったな、毎回いろいろやってくれたな、 二代目の中でも咲ちゃんの妊娠で一番のショックを受けている斑目っぷりが斑目先輩だったなー。 ・・・。

「波よ聞いてくれ」 逮捕・・・ 誤認逮捕!!! ラジオで謝罪をする哀れなミナレ。 ウケるんだけど〜。ホワイト寄りのグレーまさかブラックでしょw

「ソフトメタルヴァンパイア」 連載開始 遠藤浩輝 「EDEN」を読んだことがある。他にも何か読んでいそうな気はする。 ヴァンパイアの吸血方法がハイセンスだった。ヒルか!?きもいと言うかエイリアンスタイルの吸血。 内容は、元素同士の戦いだ!どの元素が一番科学的に優れているかだ! 吸血鬼はそれぞれに元素を割り当てられているぞ! 戦って生き残ったやつが一番優秀な強い元素だ! 生き残ったら主人公の女の子とセックスしちゃうみたいだぞ! いいのかそれで!?

「聖域コンシェルジュ」 前号から連載してるこれ、絵とか好みじゃないけど好きな漫画なんだね。 ミルフィのデフォルメがカワイイと評判らしいです。わかりません 主人公の十代男子の恥ずかしい価値観とミルフィのお節介を楽しむ漫画。

「フラジャイル」 経営改革の窪田さん、岸先生に突っぱねられる。 吹奏楽の方も

「あさはかな夢みし」 経験者がドヤ顔して、おかしくなった男が百夜通いして理性を取り戻す話。いつも通りいい感じに腐ってる。 今昔物語から平定文が紹介されました。

映画:ジョニー・マッド・ドッグ

ジョニー・マッド・ドッグ

アフリカの戦争と少年兵の話。 昔TVで紹介されてたのを覚えてて、結構覚悟して見ました。 なぜならば、少年兵の役を元々少年兵だった少年らが演じているという事を紹介していたからです。 映画の中では人が酷い殺され方をされたりする。少年らが殺して奪うという事をやっている。 そういうものを直視できるものだろうかと思ったから。

見てみると、エグいとかそういう感じではなかった、 映画として、ただ現実を描写しているように見える。 少年らの生き様があって仲間と突っ張って現実戦ってる青春めいた様相を感じてしまった。 親を殺させたりするような現実があって、そんな現実は御免被るのだけど。

死んだメンバーに少年が歌を捧げている、下品にも取れる歌詞だけど内容は死んだ夫が嫁を愛している感じの歌だったりする。 食うために奪った豚を殺させたくなくなった少年とか。 火を囲んで歌い踊るシーン、アフリカのイメージは多分その通りなんだろう。 チームのリーダーの少年と、戦闘や賊軍から逃げる少女の奇妙な出会いがある。 そこに感情移入させられただろうか、最後まで見てもいい話ではないが少年らしさが見て取れました。 その表情と視線には打たれます。

確かに世界にはこの映画にある酷い現実があって でもこの映画にあるのは、そこで生きている人間の物語であって、 世界の中のとある状況の凄惨さを嘆くような映画でもなくて。 ただ純粋な初年たちを描いたいい映画なのかもしれないなって思いました。

これが現実と言えるかどうか分からないが見て知って、少しは現実に近づくんじゃないかなと思う。

1幕 村を襲撃して殺して奪っている。 反政府軍らしい。 銃をもって脅している少年も多くいる。

2幕 殺して奪っていくようなのが日常で、 映画として見て、彼らに一体どんな葛藤があるんだって考える。 ただ大人に使われながら、奪いながら生きてくために戦ってる。 そういう現実を見せられているだけなのではないかと思ったりもした。

3幕 停戦 命令してた大人が反政府から政府側に宗旨替えをしている。 大人の言ってることが真逆になる、それからどう生きていくのか?

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 特番〜6話まで一気見しました。

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀

台湾で布袋劇と呼ばれている人形劇で、これを映像化した作品。
特撮と、CG合成などされて派手です。
幼少の砌に見ていた、三国志やひょうたん島のような人形劇とは違うアクションがあるところが素晴らしい。
それが日本の創作者らと共同で制作されました。

あらすじは、伝説の剣を守る為に悪党と決戦に行くという感じです。

閑話休題

6話では  殤不患(ショウフカン)が、妖魔の合理的な考え方に基づいて己自身の発言の矛盾を突かれているシーン好きです。
妖魔の刑亥(ケイガイ)によると、妖魔は究極の合理によって行動するという、
それに対して人間というものは非合理的で訳が分からんという感じだそうです。
まどマギで言う所のQB的なものですね)
物語は、刑亥の合理的な意見や考えを通して殤にぶつけることで、彼の内面に迫ったのかなと思います。
 殤が問題を抱えていることが浮き彫りにされたのではないかと。 (便宜的に問題という語を使いました。)
ここで結論は出ませんでしたが、いずれ明かされるでしょう。

なぜこんなシーンが好きなのかというと、 今まで考えていなかった主人公の問題を浮き彫りにして気づかせてくれると共に、
その妖魔刑亥が色っぽいからです。 以下

妖魔から、お前が何故ここにいるか全く理解できないから信頼できないと言われている。 妖魔は天刑劍の恐ろしさが何より一番であるから、利害の一致する敵と行動している。 その他のキャラクターも行動原理は特徴付けされているためわかりやすい。 ただ殤は登場当初から風来の身で、未だ過去や目的が明かされてはいない。 (最近、西から人の身で越えられるはずがないと言われる峠を越えてきた事が明かされている。だけ) それがこの妖魔との会話で浮き彫りになる。

殤は風来坊であって、巻き込まれて命を狙われる事になった、どうにも悪い奴等らしい、傘の義理もある。
人助けとそれに見合った敵を払う力がある。
なので普段であれば、そこはフィクションの都合として
納得しながら見てきているわけですけど、そこで問いが発せられた場合は別です! こういった事からキャラクタとしてリアリティが出てくるような気がします。

訳知り顔の凜雪鴉もそうです、謎を孕んでいて、腹に何か抱えているような人物。
ただし、この国のその筋では有名人らしい。
この殤不患と凜雪鴉はそれぞれ異なる謎を抱えていて、絡み合いそうな予感。
それぞれ
殤不患は自分の内側に問題を抱えている。
凜雪鴉は自分の外側に問題を抱えている。
さてそんな事があるのかないのかは、知らないけど。
先々の展開が楽しみで仕方ない。

PS.
刑亥は確かに色っぽいんですが、本命はやっぱり獵魅(リョウミ)ですとも。
紫のロングヘアで悪女、忠誠心もプライドも高くて自分の欲望に忠実で
まぁそういうことではないんですけど...

ところで、この布袋劇の映像作品についてなんですが、
つい10年くらい前に「聖石伝説」という作品が日本に上陸を果たしていました。
どこかで上映されたかもしれません。
 当時はNHKで放映されてた三国志やひょうたん島、
ポンキッキの中で放映されたものとかを知っている程度の状況で、
そんな先入観のある中でこの作品を見たんですけど、
激しい剣戟、戦闘シーン、爆発と砂塵、CGI合成なんかを見て感動しました。
それは、例えて言うなら勇者王ガオガイガーのプロテクトシェードを見た時のような、、、。
この台湾の人形劇が、現代的な大衆娯楽作品としてのポテンシャルを持っているという事を、
アジアの人形劇なんて古いもんだろうなどと思ってる人がもしいるのであれば
ぜひ一話だけでも見てほしいと思いました。(小並感

ジョーカー・ゲームを一気見して、、、

ジョーカー・ゲーム
帰省して実家で録画していたものを全話一気に見ました。
ネタバレはあります。

昭和12年頃の日本のスパイを主人公に描いた作品でした。
当時の日本帝国陸軍の内部に組織されたスパイ組織としての「D機関」に所属するスパイたちの物語です。
アニメの原作小説はスパイ・ミステリとしてかなり人気のよう。

『ジョーカー・ゲーム』シリーズ 柳広司(やなぎこうじ)|角川書店|KADOKAWA

今回は、アニメの第8話、9話の前後編からなる
「ダブル・ジョーカー」を見ていて思ったことのメモです。
 このジョーカー・ゲームと言う作品は、ミステリとは別の角度から、
アウトサイダーの物語として捉えて見ることもできるんじゃないかなと思いました。

日本帝国陸軍とスパイ達「D機関」の関係,,,
お国のためであれば死んでも構わない、
義は重く命は軽い、という考えが違和感なく語られる時代(?)
そこにあって、D機関では平時において死人というのは注目を集めるから、自分も含めて死人を出してはいけないという。
思想信条より合理性を追求して行動する、そのような思想の違いがあって、
D機関と日帝陸軍を並べたときに、陸軍の思想に共感する現代人はまずいないと思います。
(キャラクタやその時代の物語として感情移入の一つとしてその思想に共感することはあるとしても。)

第1話で連絡係として配属された陸軍士官はD機関のスパイ達に対して「卑怯」だと非難して、それで勝って楽しいかと問う。
D機関と軍人の埋めがたい思想の違いがこのように示されている。
(その佐久間さんも好きですけどね。)

8、9話のダブル・ジョーカーでは
陸軍内に新設されたスパイ組織、通称"風機関"がD機関と競争する。
そしてその結末はD機関によって風機関が無能であると詳らかにして幕を閉じる形となるわけですが

ここで、D機関の創設者にしてスパイマスターの結城中佐がいかに魅力的な事か!

 閑話休題

ジョーカー・ゲームアウトサイダーの物語なのか?

D機関の結城中佐は「天保銭は使えない」と言う。
陸軍大学校の卒業生に送られる徽章について、当時は天保銭と通称されていたらしい。
陸軍大学校とはつまり当時のエリートであり当時のアカデミックであったわけですよね。
ここから陸軍の上層部をアカデミック側とすると、
そうではないD機関は8人の地方出身者で構成されており、
アウトサイダー側という風に見る事ができる。

 陸軍の上層部は軍の行動を左右する情報を扱うのが地方出身者である事が信用できないらしい、
つまり差別があるわけだ。同族以外は信用できないという。
そして情報の重要性を理解しているので、 信頼できるスパイの組織として同族で構成される"風機関"を設立しました。
そして、D機関の手の上で泳いでしまう様が描かれました。
これが「アウトサイダーが異能を使って権力と戦う」物語なのかなと考え始めたきっかけです。

アウトサイダーが異能をもって活躍する物語は古くから人気があると思います。
例えば忍者系の作品とか、
「サスケ」、「あずみ」、
アウトサイダーで異能といえば、
攻殻機動隊」とも近いかもしれません。
空の境界」も当てはまる。

スパイとは表に出てはいけない、そもそもアウトサイダーよりの存在だとすれば、
ことさら言う事ではないかもしれないんだけど、
このジョーカー・ゲームとても面白くて、でも何が面白いのか考えていて思い浮かんだことの一つが
少数精鋭のアウトサイダーが、主流派やアカデミックとは異なる価値観を持ちながら、異能を使って活躍していく。
そんな側面があり、これが面白くて売れる要因の一つではあるよなと、考えていました。

「スパイ戦にハラハラしながら見てます」
といった感想がある通り、 味方、外の敵、内部の敵、協力者、謎と明かされる真相。
誰がジョーカーで、どんな手口で、といったスパイでミステリな所は面白いし。
アニメの方は当時の街並みや人間の様子を描いていて凄く良い作品だと思いです。
結城中佐が自己防衛のために仕掛けたトラップとか最高です。

蛇足、
昔に読んだ"空の境界"と言う作品の後書きに、
山窩小説を参考に出しながら空の境界がどういう立ち位置にあるのか
といった事が語られていた事を同時に思い出しました。
権力者と戦うアウトサイダーが支持を得るのは読み手がそういう物語を求めている側面ががあり
そういった物語の歴史を辿ると山窩小説シリーズも出てくるという。
 そして山窩というのは実際に存在していた人々で、
正体が分からない、というか、 とある側から見ると一線を画した存在であったので
誇張や、脚色をしてフィクションに組み込みやすい存在だったみたいなんですね。
その実際の山窩について書かれた物は少ないらしいですが
「幻の漂泊民・サンカ」は良書だと思います。